ファイバーレーザー溶接機「alfaJULIA-W1500」について

 製品概要

alfaJULIA-W1500は、アルファTKG が手がける次世代ファイバーレーザー溶接ロボットシステムです。高出力のファイバーレーザー溶接機に協働ロボット、そして専用ソフトウェア/デジタルシステムを組み合わせた“溶接工程のDX(デジタルトランスフォーメーション)”を実現する設備です。

 主な特徴・メリット

  • 高品質なレーザー溶接
    • 発振器に世界的な信頼を誇るIPG Photonics 社製発振器を搭載。安定性・安全性ともにトップレベルの性能です。
    • トーチのビーム回転機構により、光径 φ1.0〜3.0 mmまで調整可能。接合部をしっかり埋めながら精密な溶接が可能です。
    • スポット溶接機能付きで、多様な溶接ニーズに対応できます。
  • 操作性・使いやすさ
    • 協働ロボット(FANUC 製)による軽量で耐久性のある機構。狭所や限られた空間でも導入しやすく、取り回しも容易です。
    • 直感的なダイレクトティーチング機能により、熟練の専門技術者でなくても操作が可能。段取り・ティーチングの手間を大幅に削減できます。
  • 生産性向上
    • 溶接段取り時間を約 1/10 に短縮可能。小ロット生産にも適しており、多品種少量生産や試作対応にも強みがあります。
    • 従来、熟練工が必要だった高度な溶接も、自動化とデジタル管理により“誰でもプロ並みの溶接が可能”。人材不足や技能継承の課題を解決します。
  • デジタル化・AIによる技術継承
    • 専用ソフトウェアを使った「溶接条件」「ロボット動作」「段取り情報」の収集・保存・呼び出しが可能。リピート加工はワンクリックで同じ条件を再現できます。
    • 将来的には、蓄積されたデータをAIで解析し、より最適な溶接条件を導き出す機能(技術の見える化・継承)を目指しています。これにより、熟練技術を社内資産として残すことができます。